映画

性差別は文化の基盤である

町山智浩がTVドラマ『The Handmaid’s Tale(侍女の物語)』について語っているが、どうも釈然としない。miyearnzzlabo.com このドラマの脚本家によると、このドラマは「女性差別に宗教を利用している人たちを批判している」ものだという。それを受けて町山智…

ほぼ日手帳は高いから買えない

糸井重里と松本小雪がセックスしてた時に、松本小雪のあえぎ声がでかくて、近隣住民が迷惑してたという話、ほんと好き。 そんで当時、それを雑誌の記事で知ったおれは、これは!と思ってすぐに『右曲がりのダンディー』をレンタルしたのも、今となってはいい…

夢売るふたり・折々のバカ映画

西川美和監督の『夢売るふたり』を観たが、なんじゃこりゃ、という映画だった。少女マンガ以下のひどいストーリーである。階段から落として刃こぼれもしない包丁に、子供が刺したのを見ていながら警察に言わない目撃者。 松たか子がオナニーしたり、経血で汚…

お笑い芸人としての吉永小百合

テレビをぼんやり見ていたら吉永小百合の主演映画『北の桜守』というのが撮影中だという。なんでも『北の零年』と『北のカナリアたち』というバカ映画に続く北の三部作というので、阿部寛が夫役で10才の子供までいるという役柄に腹がよじれるほど笑った。こ…

バチ当たりな感動話

映画『奇跡のリンゴ』のあらすじだけ読んだ。これもまた、うさんくさい話である。ネットで調べたらやっぱり、批判が出るわ出るわ。 こういうのは、うさんくさい本が出て、それに大手マスコミが乗っかって、バカがだまされて、ネットで真相が暴かれる、までを…

ビリギャルって言葉がお似合いよ

テレビでやっていた『映画 ビリギャル』を途中まで観た。 偏差値30の学年ビリの女子高生が、慶応に受かれば人生変わるよ、などという塾講師の応酬話法を真に受けて学習塾に通い始める。そのため母親はバカ高い学費を工面するためにブラックで有名な宅急便の…

セシウムが出たんです

園子温の『希望の国』を見た。これはコントである。 見始めたときはそうと気づかなかった。まさかいくら園子温といえども、東日本大震災と原発問題を題材にしてその被災者をさんざん笑いものにするとは思いもしなかったからだ。だから思わず笑いそうになる場…

マルタイの女の感想

映画『マルタイの女』は公開当時に、あまりにつまらなくて途中で見るのをやめた。それでもこのまま見ないでいるのもなんだと思って、このたび最後まで見たんだけど、やっぱりなんでこんなつまらない映画をわざわざ作ったんだろうと思うくらいに、つまらなか…

海街diaryの感想

テレビでやってたんで『海街diary』を見たけど、もうこういう映画は飽きた。いかにも存在感のある脇役ですという感じで出てくるリリーフランキーも樹木希林も飽きた。 ありふれた日常をリアルに描いて、重大な事件はすべて舞台の裏で起こる。チェーホフかね。

ものわかりのいい中学生

テレビでやってたので『ソロモンの偽証』を観たけど、ばかばかしい映画だった。 中学生の転落死の真相を明らかにするために、その同級生らが自分たちで裁判をやるのだが、被告人には弁護人までつくというフェアな裁判で、ちっともおもしろくない。そもそも裁…

反戦ポルノ

二階堂ふみが好きなのだが、出演している映画はどれもつまらない。せっかく才能があるのだからもっといい仕事に巡り合えますように。『この国の空』なんか、反戦映画を装ったポルノである。男が戦争やってるときに女は、妻子ある男とセックスしているのであ…

おもひでぽろぽろの感想

「おもひでぽろぽろ」をテレビで見る。これは1991年のアニメであるが、1986年に男女雇用機会均等法が施行されて、ようやく女性の社会進出が認められようとしていた時期に、こういうアニメを世に問うというところに高畑勲の凄みがある。 バリバリ働いて、結婚…

おおかみこどもの感想

「おおかみこどもの雨と雪」をみたら、不覚にも感動した。近ごろ、公園で子どもを遊ばせているお母さんを見るだけで、ふと涙が出そうになるのだが、この感動もそういうものかも知れない。 いくら愛情を注いで育てたところで、おおかみになるやつはなる。

これも差別、あれも差別、たぶん差別、きっと差別

アニメ「かぐや姫の物語」を見た。ミカドのもとに無理やり嫁がされる女性の悲しみというのであるから、これは天皇制批判である。かといって、百姓の娘は百姓と結婚するのが一番幸せなのだというのも差別である。 さらに言えば、「婚姻は、両性の合意にのみ基…

人が死んでるのに映画化

映画『ダイアナの選択』であるが、これは途中でオチがわかった。というよりも、いくらなんでもこんなオチはないよな、と思ったその通りになったので、見て損した。 これと同じく高校銃乱射事件を題材にした『エレファント』という映画も見たが、カメラワーク…

マイ・バック・ページ

「マイ・バック・ページ」は、川本三郎の原作を読んでいればべつに見なくてもいい映画だった。原作はおもしろい。暴力革命を目指していた新左翼の活動家に、「週刊朝日」や「朝日ジャーナル」の記者が活動資金をわたして支援していたという歴史はもっと知ら…

純真すぎてワロタ

『アジアの純真』(片嶋一貴監督、井上淳一脚本)というトンデモ映画を見た。シナリオがメチャクチャである。北朝鮮による拉致被害が明らかになった年、チマチョゴリを着た少女が駅でDQNにからまれて殺される。しかし死んだ少女には、そっくりの妹がいた。妹…

ボストンテロと十二人の怒れる男

ボストンのテロ事件の犯人がチェチェン人の兄弟だったということで思い出したのが、ニキータ・ミハルコフ監督の映画『十二人の怒れる男』である。これはシドニー・ルメットの名作をリメイクしたもので、舞台をロシアに置きかえ、そして容疑者はチェチェン人…

芋虫の盗作映画

若松孝二の『キャタピラー』を見たのだが、じつに低俗な映画であった。エログロのシーンがほとんどである。なにが反戦映画か。 出征していた夫が四肢を失って帰郷した、という設定の他にはどこも見るべきところがない。この設定だって江戸川乱歩の『芋虫』で…

キートンの引用

石井聰互の『突撃!博多愚連隊』を見たんだけど、ラストで「おっ」となった。幼稚園に篭城していたチンピラが、そこから逃げ出そうとする。しかし警官に包囲されてるので、どう突破するかというと、人質にしていた警官の制服を奪い、それを着て逃げ出してく…

エロを巡る旅

ヴィンセント・ギャロの「ブラウン・バニー」を見たけど、よくわからなかった。退屈な映画であることはたしかだし、あの恋人がじつは死んでいるというオチは、たいていの人は途中で気づくだろう。恋人の両親が茶色いウサギを飼っていて、じつは狂っていると…

ふつくしい

『洲崎パラダイス 赤信号』を見る。新珠三千代の美しさにうっとりする。日本の女優の中でベストであろう。これから好きな女優をきかれたら、新珠三千代と答えることにする。 『風船』も借りてきたのだが、こちらはよくない。同じ時期に撮られた同じ監督の映…

キャラクター映画

三木聡監督の『ダメジン』を見る。この監督の映画は何本か見て、だいたいもう作風がわかった。 いわゆるキャラクター映画である。いわゆる、と書いたがこの名付け親は俺なので、今は誰も「キャラクター映画」という言葉を知らないだろう。じつは俺もさっき思…

家政婦がなんかやる

マイク・リー監督の『ヴェラ・ドレイク』を見る。「家政婦は見た」のような話かと思っていたら、どんどん重い展開になっていって、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にも似た鬱映画となる。 シナリオなし、俳優に即興で演技をさせる、というのがこの監督の特徴…

一人一殺のひと

DVDで出た『日本暗殺秘録』を見る。話の中心は血盟団事件の小沼正で、千葉真一が演じている。 小沼正という人は、井上準之助を暗殺し、無期懲役となるが、昭和15年に恩赦で仮出所。この映画の撮影時には、たしか60歳くらいで、監督の中島貞夫と脚本の笠原和…

無防備すぐる

市井昌秀監督の『無防備』を見る。不愉快な映画だった。二人の女が出てきて、一人は夫との仲が冷え切って不幸である。もう一人は出産間近で幸福である。こうした人物の描き方がどれもステレオタイプで、うんざりする。それで不幸な女は自殺しようとするのだ…

伝説は伝説

『ヨコハマメリー』というドキュメンタリー映画を見る。期待はずれだった。伝説の娼婦「ハマのメリーさん」本人に取材するのではなく、メリーさんに関わった人たちの思い出話がメインである。紋切り型の甘ったるいノスタルジーを見せられた。 メリーさんの生…

埼玉のラッパーとか

『SR サイタマノラッパー』がよかったんで、その続編『女子ラッパー☆傷だらけのライム』を見たんだけど、こっちはイマイチだった。その原因を考えてみるに、ちょっと作りすぎてコントみたいになってる。一作目は素人くささがいい味になってたのに、惜しいな…

コメディ映画も見る

スクリューボール・コメディの傑作だという『ヒズ・ガール・フライデー』を見たけど、さっぱり笑えなかった。先にあらすじを読んで、死刑執行直前の殺人犯を取材する女性記者という設定で、どうやってコメディになるのか疑問だったんだけど、やっぱりこれは…

全俺が吹いた

クロード・ガニオン監督の『Keiko』であるが、これは二十年ほど前にビデオで見て、あまりのつまらなさに途中で投げ出したのだった。それを今回あらためてDVDで見た。 京都で暮らす若い女が、映画館で痴漢にあうオープニングから、恩師を誘い出して処女を喪失…

乙羽さん乙

名作との誉れ高い新藤兼人監督の『裸の島』であるが、どうにもつまらなかった。あんな百姓はいない。 このところドキュメンタリーばかり見てきたせいか、すべての演技がうそ臭く、乙羽信子と殿山泰司が貧しい百姓のコスプレごっこをやっているようにしか見え…

おっさんは心配性

レンタル店でジャケ借りした『遊泳禁止区域 〜前田弘二作品集2』が、けっこうおもしろかった。てきとうに借りたDVDが当たりだったりすると、ずいぶん得した気になる。 最近の若手作家のものを見て思うのは、どれもマンガだなということである。こいつらどう…

きみはバレリーナ

フレデリック・ワイズマン監督の『パリ・オペラ座のすべて』を見る。 想田和弘監督が影響を受けたというドキュメンタリー映画の巨匠の作品であるが、やっぱ社会派の作品じゃないと、退屈だなあ。でも他のはDVDになってないから、見れないんだよなあ。 トロカ…

なぜか僕はドキュメンタリーを見る

想田和弘監督の『精神』を見る。前作の『選挙』がおもしろかったものだから手を出したのだが、やや期待外れ。精神科診療所の患者たちのドキュメンタリー。 精神病患者を見世物にしているという批判は当然あるだろうが、患者たちはみんなカメラで撮られること…

選挙とか

『選挙』というドキュメンタリー映画を見る。DVDのジャケット写真から、キワモノのバラエティかと思って敬遠していたのだが、見るとおもしろかった。 「世間的には、東大を出てるっていうのがいいんだってさ」という理由で、自民党の公認候補になった「切手…

忘れじのフロントホック

相米慎二の『ラブホテル』という映画を見ていたら、女優がフロントホックのブラジャーをつけていた。 フロントホックは思ったほど普及しなかった。何をわざわざ背中に手を回して、と思うのだが、女は利便性だけを求めているのではないという証かも知れぬ。 …

おっさんの妄想

『息もできない』という映画を、『竜二』あたりと並べて絶賛している評を読んでいやな予感がしていたのだが、やっぱりつまらぬ素人映画だった。ヤクザと女子高生の純愛などというのは、おっさんの妄想である。 北野武の映画もそうだが、ヤクザは人間の屑であ…

隠れキャラのような

映画『現代やくざ 人斬り与太』(1972年)は、冒頭に銭湯での乱闘シーンがある。この時、菅原文太に斬られる刺青を背負ったおっさんのチンコがはっきり映っている。DVDのコマ送りで確認したから、たしかだ。 映倫も、見逃しがあるのか。はたまた、特典映像か…

メルトダウンですが何か

映画『チャイナ・シンドローム』を見る。1979年の映画で、古めかしいサスペンス映画なんだけど、原発内部の計器類の映像とかも古くて、あれはスタジオセットなんだろうけど、でも実際もあんなもんだったのだろうし、あの程度の技術力で原子力発電所みたいな…

いつか難民になる日まで

『バックドロップ・クルディスタン』を見る。在日クルド人一家を追ったドキュメンタリー映画。 この家族はトルコでの迫害を逃れて日本へきた。しかし難民申請を行うも、認められず、強制送還の危機にある。トルコに戻れば死刑になるという。 UNHCR前での座り…

コバンザメか

『デート・ウィズ・ドリュー』というドキュメンタリー。 おもしろそうだと借りたんだけど、見始めてすぐ失敗したと思って、早送り。 ドリュー・バリモアにあこがれる男が、クイズ番組で得た賞金をもとに、彼女とデートするために奔走する。しかしどうも、う…

ある朝みそ汁は

高橋泉監督の映画『ある朝スウプは』 登場人物はほぼ二人。同棲しているカップルの話で、男はパニック傷害で、新興宗教の信者。女はバイトで男を養い、男が宗教にのめり込むのを止めようとする。 スタッフ五人で、予算は3万円ほどで撮ったとか。設定のアイデ…

二人で推理劇を

ケネス・ブラナー監督の映画『スルース』を見る。 登場人物はほぼ二人。ミステリーものでなかなか、おもしろかったけど、第三幕でもう一ひねりあってほしかった。もともと舞台劇なので、やっぱり舞台向きの脚本。劇団四季がやっていて、あの広いステージでど…

ウルトラでもミラクルでもない

ひどい映画だと評判の横浜聡子監督「ウルトラミラクルラブストーリー」を見たら、やっぱりひどかった。 幼稚な思いつきを並べただけの支離滅裂なストーリー。アート系などという立派なものではない。ポンチ絵である。 知的障害のある青年が、自動車を運転し…

AV業界のきれいごと

『あんにょん由美香』という不愉快なドキュメンタリー映画を見た。 林由美香が若くして死んだという週刊誌の記事を読むまで、おれは彼女に興味はなかったし、出演作も見たことがなかった。林由美香にそれほど人気があったということに、むしろびっくりした。…

昭和の母もの

ポン・ジュノ監督の映画『母なる証明』 ミステリー映画として見ると難点があるし、宣伝文句にあるヒッチコックとはぜんぜん違う。 この監督の『ほえる犬は噛まない』という映画は、吐きそうになるほどひどい映画だったが、『殺人の追憶』とか、これとかは、…

国民航空おわったな

テレビで映画『沈まぬ太陽』を見る。 出てくる人間がクズばかりで、わろた。 組合の委員長をアフリカに飛ばす会社もすごいけど、黙ってそれにしたがうのもすごい。「組織と闘う主人公」ってことだけど、渡辺謙、ぜんぜん闘ってないじゃん。アフリカゾウとは…

アンハッピー・フライト

テレビで映画『ハッピーフライト』を見る。 綾瀬はるかの演技がひどい。あれじゃ、『スチュワーデス物語』の堀ちえみだ。『ちょうちん』の新田恵利だ。 とはいえ、彼女のせいにはしたくないので、監督のせいだ。まるで学芸会。 吹石一恵のほうが断然よかった…

君の行く道は

『若者たち』『若者は行く』『若者の旗』の三部作を見たのだが、これはいいドラマだった。 まあ、出てくる人間、みんな対立していて、いがみ合っているのはどうかと思うが、見ごたえがある。 『若者の旗』では、オリエという娘が、戸坂という青年と付き合っ…

部活って何の役に立つんですか

『書道ガールズ』だっけ、成海璃子が好きだから見てもいいんだけど、どうせテレビでやるだろうし、ストーリーもまた例のあれだろ、高校生が部活でがんばるという、だからチラシだけもらってきた。 男子のシンクロに、女子のジャズバンド、野球、サッカー、バ…