テレビ

「涙ちょちょぎれる」と吉田美和は言った

朝テレビを見ていたら芸能ニュースで「ドリウタフェス」のVTRが流れて、吉田美和が「涙ちょちょぎれる」と言っていて、ほんとにこんな言葉を使う人がいるんだと思って、うわあ、となった。 さるにても、「涙ちょちょぎれる」というのは、まさにドリカムの世…

4号警備・折々のバカドラマ

NHKの『4号警備』の第2話を見たが、なんじゃこりゃ、というドラマだった。かつて巡査だった青年が勤務中に、恋人がストーカーによって殺されたことから、警察は被害者を守れないと思い立ち、警察官を辞めて民間の警備員に転職するのである。 それで4号警備…

おしゃれなCM作ってるやつはみんな死ね

すっぽん黒酢の広告に出ている元フジテレビアナウンサーの露木茂がみごとである。 「どんな名演技・名演出も、はまったひとつのキャスティングにはかなわない」と伊丹十三は言ったが、露木茂ほどすっぽん黒酢に似合う男を、わたしは他に知らない。 富士には…

NHKはCMだらけ

おれもいつしかNHKばかり見ているおっさんになってしまったのだが、べつにNHKが好きなわけでもなければ信頼してるわけでもない。むしろその逆で、どうしようもないと思っている。つぶれたらいいと思っている。 とにかくCMが多いのにうんざりする。な…

カルテットで高橋源一郎

ドラマ『カルテット』の第3話に高橋源一郎が、満島ひかりの父親役で出演していた。 この高橋源一郎というのがとんでもない悪人で、満島ひかりを超能力少女だと偽ってテレビ出演させ世間を騒がせて、詐欺で捕まるのである。こんな高橋源一郎のせいで、満島ひ…

長崎は今日も花火だった

ドキュメント72時間『長崎 お盆はド派手に花火屋で』を見てびっくりした。長崎のお盆では、花火や爆竹をばんばん鳴らして邪気を払うのだという。それで花火屋を取材していたが、とにかく客がひっきりなしに来て花火をばかばか買っていくのである。どんな仕…

みんなお母さんになりました

「逃げ恥」で新垣結衣の母親役が富田靖子だと知って、頭がくらくらした。 アイコはいつまでも十六歳じゃないし、伊代はもう51だから。 まあ、熟女にも魅力はあるけど、ぶっちゃけ、そういう女は若い頃からかわいかった。

女はアラフォーから

「とくダネ!」に出ている梅津弥英子さんは魅力的な女性である。フジテレビのアナウンサーということだが今までその魅力に気づかなかったことを、私は恥じた。菊川怜さんも若い頃より今のほうが美しい。 若さは無知である。人は年齢を重ね、経験を積むことに…

バカリズムはバカ

Eテレの『テストの花道 ニューベンゼミ』の司会を、バカリズムがやっている。この番組は中高生向けだが、英語の構文や数学の公式などを動画でわかりやすく解説したり、他にもいろんな勉強法を紹介してくれるから、大人が見てもためになる。 ところがパカリ…

ゴッホより普通にお天気お姉さんが好き

僕はお天気お姉さんが好きだ。 お姉さんが「寒冷前線」とか「発達した低気圧」とか言っている姿を見るのが好きだ。 たまに、「エルニーニョ現象」とか「放射冷却」とか「アリューシャン低気圧」とか「寒の戻り」とか言うところも好きだ。 一番好きだったのが…

コンビニ残酷物語

NHK『クローズアップ現代』でコンビニの労働問題が取り上げられていた。ファミリーマートのオーナーは「1年間1日も休まず働き、週に3日は徹夜勤務。なのに年収は290万円」である。 http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3894/1.html この番組のゲスト…

なぜ関根勤はバカみたいに笑うのか

関根勤がいつごろからそのような芸風になったのかは知らないが、テレビの中で関根勤はいつも笑っている。それもわざとらしく口を大きく開けて手をパンパンたたいて笑うのである。 関根勤はその長いキャリアの中で、欽ちゃんやタモリやさんまやたけしや志村な…

テレビという見世物小屋

「感動ポルノ」ということを唱えたステラ・ヤングのTEDの記事を読んだが、その意味するところがまだよくわからない。 「自分の人生はうまくいってないけど、もっとひどい人だっているんだ」と思わせるために、健常者に感動を与えるためのモノとして障害者が…

被爆者の証言を疑う

NNNドキュメント「汚名〜放射線を浴びたX年後〜」を見た。 アメリカによる水爆実験で被爆した第五福竜丸事件は知られているが、その海域は遠洋マグロ漁船の漁場であり、被爆した漁船は延べ千隻にものぼる。しかし日本政府は事件後、アメリカ政府から慰謝料2…

吉祥寺のオサレなカフェとサルまん

NHKの「人生デザインU29」に、吉祥寺でオサレなカフェを経営する青年が出てたんだが、これが相原コージの息子だった。それで相原コージもその店の常連というのでテレビに出たのだが、白ひげをたくわえたちょいワルおやじみたいな風貌で、なんか裏切られた。h…

こんなモノいらない

大橋巨泉が死んだが、おれは『巨泉のこんなモノいらない!?』という番組が好きだった。これを見て巨泉というのは軽薄なタレントのようでいて実は反体制の立派な人かも知れないぞと思った。おれも若かったからな。 それで、いとうせいこうが『笑っていいとも』…

NHKで男子高校生がゲイ写真家からキスを強要される事案が発生

Eテレの『むちむち!』という番組であるが、「LGBT」の意味を知らないという男子高校生二人組を、セクシュアル・マイノリティが集まる「OUT IN JAPAN」というイベントに連れて行く。そこにいたのが逮捕歴のあるゲイ写真家のレスリー・キーで、この男が、「二…

「すイエんサー」でまさかのオチwww

「すイエんサー」でハマグリをおいしく焼くワザ。 いろいろ実験をやったあとに、ハマグリをアルミホイルで包んで、6分焼いて1分蒸らすのがベストという結果が出る。 それでスタジオで実際にやってみたものの、貝の殻が開かず失敗。「貝によっては失敗するこ…

いつかこのたこ焼きを思い出してきっと泣いてまう

月9ドラマの「いつ恋」見てんねんけどな、なんかイライラせえへん? 都合よすぎるやろ。第一話で、音ちゃんが家を出るたびに練がトラックで通りかかるやん。あないな偶然あるか? 北海道どんだけ広い思てんねん。そんで音ちゃんが東京に出てきて小犬を助け…

弟子が師匠よりえらくなるってどんな気持ち?

Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」で田口トモロヲと松尾スズキが対談してたんだけど、田口トモロヲが、「松尾さん自身がこの人すごいなとか、こういうことがすごいなというジェラシーを感じる人とか才能とかあります?」と聞いたんだよね。よくこんなこと聞…

「新ナニワ金融道」でコンビニ破産

フジテレビのドラマ『新ナニワ金融道』(君塚良一脚本)を再放送で見た。 桜庭ななみ演じる雨宮利加子は、父親が作った借金のせいで一家離散に追い込まれたという設定である。それでその借金の原因は、脱サラした父親が金融屋から五百万円借りてコンビニの経…

マッチでーす

紅白歌合戦のトリが近藤真彦ということでいろいろ不満の声もあるようだ。 今の若い人は知らないだろうが、当時のマッチの人気たるや、それはそれはすごかった。「マッチでーす」とテレビに登場するだけでお茶の間は爆笑に包まれた。コンドーです。こ、こ、小…

鴎外の漫談

プレミアムステージで永井愛の「鴎外の怪談」を見た。怪談というからお化けでも出てくるのかと思ったら、くだらぬ左翼芝居だった。井上ひさしの評伝劇と同じで、歴史上の人物の口を借りて、自分の意見(平和とか民主主義とか)を訴えるわけだ。大逆事件で死…

宅配ピザ屋のバイトで失うもの

TBS「がっちりマンデー」(11月29日)で「ピザーラ儲かりのヒミツ」というのをやっていた。 ピザーラ内でピザ作りのコンテストがあり、1万2千人の店員中、1位を獲得した女性が紹介されていた。見事な手際のよさだった。しかしこの女性、12年も勤めていまだに…

日本一の最低男と神対応

日テレ『誰も知らない明石家さんまの真実を暴く!』を見る。 ファンから握手や写真を求められたらどんな時でも必ず応えるというさんまの姿勢が、ファンを大切にする神対応だと話題になっている。私もこれを見てたいしたものだと感心したが、それとは裏腹に、…

「天才バカボン」は誰のものか

ETV特集「全身漫画家〜真説・赤塚不二夫論〜」を見る。赤塚のマンガはほとんどスタッフが描いていたというのはわりに知られているが、アイデアの8割は古谷三敏で、キャラクターの8割は高井研一郎だという。 それで売れて、遊び狂ってマンガから離れていった…

ツンボ、ビツコ、うんこ

Eテレセレクションで、舞台「浮標」(長塚圭史演出)をやっていた。冒頭に、「放送上、不適切な表現を部分的に編集しています」と出たので、三好十郎の原作戯曲を手元に置きながら見る。 近頃、BSのプレミアムステージなんかじゃ「乞食」というセリフもその…

すばらしき経済学

NHKの「オイコノミア」を何回か見たが、くだらなかった。日常生活のできごとを経済学の視点から解説するというのだが、だからどうした、という内容である。 たとえば、アメリカでの実験で、退職者協会が弁護士協会にある依頼をした。退職した人たちのために1…

太陽の季節の終わり

このあいだの「新報道2001」に、石原慎太郎の鼻毛が出ていた。いや、出演していたのは石原慎太郎でその鼻から鼻毛が出ていたのである。 私は、ひとつの時代が終わったのだと切に感じた。キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか デラックス (朝日文庫)作者: …

ダンソンとラッスンゴレライ

お笑いネタの「ダンソン」というのを初めて見たとき、これは土人差別として糾弾されるぞと思ったのだが、炎上したのはラッスンゴレライのほうだった。解せぬ。

リーダーシップってなんですの?

Eテレ「リーダーシップ白熱教室」がびっくりするほどつまらなかった。この「白熱教室」のシリーズには当たりハズレがある。全6回の講義だったが、3行でまとめられるような薄い内容だった。NHKのサイトに掲載されている講義詳細を読めば十分である。 この先生…

マンガ家たちの好きな戦争

NHK「戦後史証言プロジェクト 手塚治虫」を見る。手塚は徴兵から逃れるために医学部に進んだ。(「ジキル博士とマンガ氏」より)。 自分でそう公表していたということは、やましさをそんなに感じてないのかもしれない。出征して片腕を失った水木しげるの描く…

死んで愛さないで歌わないで

NHKの「Live! Love! Sing! 生きて愛して歌うこと」というのは中二病みたいなドラマだった。中学生が作るならまだしも、分別のある大人がよくもこんなものを作れるものだ。 教師と付き合っている女子高生と、高校を中退して風俗店で働いている少女が故郷の福…

パーカーちゃんはのびる

「限界集落株式会社」というドラマがわりに面白かったので原作を読んでみたのだが、小説としてはダメだった。設定もかなりちがってたなあ。これだけ変えてたらオリジナル脚本ってことでもいいんじゃないか。 主役の女の子がうまいなあと思ってたら「問題のあ…

クソまずいカフェごっこでクソわろた

ドラマ「問題のあるレストラン」がおもしろくてずっと見てます。なんか視聴率が悪いんでいろいろ言われてますが、あれか、やっぱ各方面にケンカ売りまくってるんで素直に共感できない人が多いのか。 「インテリアとか有機栽培とかTシャツなんか売っちゃって…

四方田犬彦の反日ぶりが俺の中で話題

去年の暮れにNHKの『視点・論点』という番組で、四方田犬彦が山口淑子(李香蘭)について話してたんだけど、なかなか香ばしかった。日本の恥と言われた映画人が三人いて、早川雪州、若松孝二監督、李香蘭だとか。それで山口淑子の経歴を紹介するのに、元慰安…

ドキュメンタリーにドラマはいらない

昨年末に放送された「ドキュメント72時間スペシャル」を見たのだが、どうもNHKの作るドキュメンタリーはうさんくさい。おれは「鶴瓶の家族に乾杯」という番組が大きらいなのだが、あんなヤラセにちがいない番組でありながら「ぶっつけ本番」のドキュメンタリ…

説教番長の行方

「ナイフの行方」というドラマを見る。近年放送された山田太一脚本のドラマはすべて見ているがどれも似たようなものである。立派に生きている市民がいて、それがだらしない市民をしかるのである。 映画に出てくるとかならず説教をはじめるサミュエル・L・ジ…

死人に人権なし

高倉健の追悼番組でいろんな人が、健さんからもらった手紙をその文面までテレビで公開していたが、あれは著作権及びプライバシーの侵害ではないか。

平和な国の幸福な子供たち

Eテレ「課外授業 ようこそ先輩」は有名人が母校の小学校を訪問して、生徒たちに授業をする番組である。 水道橋博士が出演して、小学生に自分史の「年表作り」を指導していた。水道橋博士は、書きためてきた膨大な日記を元に自身の半生を年表にしてみたとこ…

「おいしい生活」は不当表示である

Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史」を見ているのだが、なんか、もやもやしてしまう。サブカルチャーというものは、ようするにバカの文化である。 それで80年代を代表するキャッチコピーが糸井重里の「おいしい生活」というのだが、これが何のコマーシ…

長距離スイマーの異常な情熱

Eテレ「スーパープレゼンテーション」という番組であるが、世の中に貢献する立派な仕事をしている人たちがいろいろ出てきて、なかなか勉強になるのでよく見ている。 しかしこないだ出演していた、長距離スイマーという女性であるが、彼女は64才でありながら…

高校野球報道の常識

春日部共栄高校の野球部では、女子マネージャーがおにぎりを握って選手に食べさせている。二年間で約2万個のおにぎりを握った女子マネージャーは、おにぎり作りに専念するため、進学コースから普通コースにクラス替えまでしたという。 また、盛岡大付属高校…

お金か、やりがいか

Eテレの白熱教室シリーズ「楽しい行動経済学の世界・第6回 私たちは何のために働くのか? 〜仕事のモチベーションを高める方法〜」を見る。 ある会社の従業員を三つのグループに分けて、業績が上がった人にはそれぞれ報酬を与える。従業員のモチベーション…

スポーツ女子を守れ

『クローズアップ現代』で「無月経、疲労骨折・・・10代女子選手の危機」 http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3484.html 女子のスポーツ選手の多くが、激しい練習と食事制限によって無月経である。女性ホルモンの分泌が減ると骨が弱くなり、これが疲…

軽度の知的障害という衝撃

Eテレ『ハートネットTV』「見えない世界に生きる 知的障害の女性たち」を見た。 知的障害のなかでも軽度のものは、一見すると普通の人で、日常動作も普通にできる。そのため福祉の支援も受けられにくい。しかし、複雑な情報の理解やお金の管理が苦手で、その…

君は海を見たか

「君は海を見たか」というドラマは倉本聰の脚本で、1970年に日本テレビで放映された。息子が余命わずかの重い病気に罹ったことを知らされた父親が、これまで仕事ばかりに熱心で、息子を海にさえ連れていってやれなかったことを後悔する話である。1971年に映…

偏差値も世襲も

フジ「全力教室 茂木健一郎vs東大生」という番組を見たのだが、茂木健一郎が一方的に極端なことをしゃべるばかりでつまらなかった。たとえば偏差値教育が悪いとか、学力入試を廃止しろとか、そういうことを言う人は他にもいるのだが、その結果、二次方程式も…

なにが「求めない」じゃ、ぼけ

NHKのドキュメンタリーには時々とんでもないものが混じっているのだが、ETV特集『ひとりだ でも淋しくはない〜詩人・加島祥造 90歳〜』というのもひどかった。 信州・伊那谷で暮らしているじじいの生活を追ったものだが、世俗を断って自給自足で仙人みたいに…

アイドルとは何か

前回にひきつづき、なかにし礼『歌謡曲から「昭和」を読む』(NHK出版)からの引用。 昭和初期の音楽業界というのは、レコード会社が「専属制」を取っていて、作詞家・作曲家・歌手を自社専属として抱え込んで、制作から販売までを一手に行っていた。それが昭…