2012-05-18から1日間の記事一覧

巨匠の回顧録

橋本忍『複眼の映像-私と黒澤明』(文春文庫)を読む。芝居がかった大仰な文体に辟易する。 「黒澤明という男-それは閃きを掴む男である」だとか、シナリオに行き詰って旅に出て瀬戸内海を見つめていると、「その私の全身を、一瞬だが小倉百人一首の一首が戦…