近畿大学には良識がない

 漫才師で絵本作家の西野亮廣による近畿大学でのスピーチを見たが、ひどいものだった。これについて、「やや日刊カルト新聞」総裁の藤倉善郎氏が、自己啓発セミナーやマルチ商法と同じものであると批判しており、まったく同意する。
 近畿大学は入学式や卒業式もド派手で、バカみたいな新聞広告も毎回話題になる。話題になりゃいいというものではない。
 ちょうど『セブンルール』というテレビ番組に近畿大学広報室室長の加藤公代が出ていたが、この女性が仕掛け人なのだろう。マスコミはこのような人たちを持ち上げてはいけない。
 大学とは、学問の府であるべきである。たとえ建前であるにせよ、その建前をなくしてしまえば、ただの営利企業である。金儲けだけが価値となる。
 そういう価値観が、東京福祉大学のようなものを生むのだ。金儲けのために留学生を集めて、「120億のカネが入るわけだよ」「そしたら、ガバチョガバチョじゃん」である。
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